11月9日13時30分~、 平成23年度 富山県国民保護実動訓練が行われました。富山県では、初の実動訓練になります。
犯人役がおとぎの森館内で化学剤を散布し、多数の来場者が負傷し、倒れました。(負傷者役は、厚生連高岡病院看護学校の46名の学生さん達です。)
警察と消防の部隊が次々と到着し、県警機動隊の化学剤テロ処理にあたる専門部隊の隊員が、防護服を着用して毒物を採取しました。
その後、警察と消防による負傷者の救出が本格的に始まり、厚生連高岡病院のDMAT(大規模災害に対応する医療チーム)が到着、DMATの現地本部が設置されました。
救出された後は、化学剤を洗い流すための除染を行い、DMATによって治療や搬送の優先度を振り分けられました。
富山県消防防災ヘリコプターが到着し、重症患者が運び込まれ病院へと搬送されます。
富山県警より化学剤がサリンであると連絡があり、負傷者の救出が終わり次第除染作業が開始されました。
石井知事の姿も・・・。
除染作業が終わり訓練は終了、閉会式が行われました。
今回の訓練では、富山県内の16機関 約200名が参加されました。
施設管理者の初動の迅速な対応は、どの種類の災害においても被害を最小限に食い止めるための重要な役割を担っている・・・ということですので、訓練に参加したおとぎの森公園の所長も身の引き締まる思いだったはずです。災害は起きないに越した事は無いですが、大変貴重な体験をさせていただきました。